【愛知県】三河地方視察 もみじ工房

河川浄化・水産業

愛知県豊田市に位置する足助町。
足助町と言えば、「香嵐渓のもみじまつり」。
毎年紅葉の時期には、多くの観光客が訪れます。

また、足助町はかつて、三河湾からの塩や海産物を信州へ運ぶ塩の道『中馬街道』の中継地として栄えた町でもあります。
今でも足助のあちこちに当時栄えた町の面影が残っており、2011年には、足助の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

取材日:2011年9月7日

EMで大腸菌の数が大幅に減少

足助商工会が運営するもみじ工房ができたのは、足助町が豊田市に合併する直前のこと。

もともと足助町では、家庭排水によって汚された川をきれいにしようと、平成14年からEM普及活動が行われていました。行政もEMの効果を試すための取り組みを始め、各家庭(16戸)にEMを10リットルずつ、10ヶ月間継続して配布したところ、川の大腸菌の数が上流で30個/ml→20個/ml、下流では3000個/ml→30個/mlに減少するといった成果も上がっていました。

 
500Lの大きなタンクに詰められた
EM活性液
EMによる効果が出てきたころ、豊田市との合併が決まり、足助町でのEM普及活動の存続が危ぶまれました。

そこで、なんとかEM活動を続けようと行動されたのが、足助商工会の柴田さん。急遽EM培養装置をそろえ、平成16年12月に「もみじ工房」というEM普及の場ができました。

ここでは現在、拡大培養するための一次活性液(500ml ¥100)と糖蜜(500ml ¥200)、そのまま使える二次活性液(10リットル¥400, 2リットル¥120)を販売していて、もみじ工房から1週間で800リットルもの活性液を地域に出荷しているそうです。
工房内にずらりと並んだ二次活性液

田舎のよさを知ってもらいたい

「EMを使った土壌改良を勧めたい。スーパーの野菜ではなく、自家栽培したEM野菜のおいしさ、街にはない“田舎の良さ”を知ってもらいたい。そして田舎に残りたいと思う人が増えてくれれば…」 柴田さんは、このような想いで、現在もEM普及活動を続けていると話してくださいました。

緑の多さ、新鮮な空気、きれいな川…街に住んでいると忘れがちですが、これらが本来あるべき自然の姿なのだと改めて感じました。


浅井@物流管理課
足助商工会の柴田さん(写真右)と
工房の方(写真中央)。