【愛知県】油ヶ淵の葦で船をつくろう、乗船しよう!

河川浄化・水産業

愛知県安城市と碧南市にまたがる県内唯一の天然湖沼である油ヶ淵。ここで、2013年7月20日~21日に、第6回目を数える葦船学校が開かれました。葦船学校とは、油ヶ淵に生えている「葦(あし)」を冬の2月ごろに刈り取り、それをきれいに揃えて束ね、手作りの船を作るイベント。「葦」は1本で年に2トンの水を浄化する機能があると言われていて、油ヶ淵の水質浄化活動のひとつとして毎年開催されるようになっています。

油ヶ淵の水質は、主に流入する家庭雑排水によって悪化します。要因は、上流域の下水道普及率が7割に満たないことと、各家庭の浄化槽がきちんとメンテナンスできていない場合、浄化不十分な排水が流れ込むこと、そして、流入した水が停滞する湖沼では更にヘドロが堆積しやすいことです。そこで、油ヶ淵や河川の水辺に葦などの水生植物を再生させる取り組みが行われました。その葦を刈り取って、葦船を作るというイベントのために、周辺5校の中学生たちや、多くの企業、NPOなどが協力します。油ヶ淵の水質浄化への関心も高まり、「みんなで変えていこう」という協働意識を育む良い機会になっているようです。

愛知県は、油ヶ淵の水辺を公園にして、自然とのふれあいの場、憩いの場となるよう整備を進めています。その実現のためには、流入河川の水質浄化の課題は、ぜひとも解決したいところ。そこで、愛知県と油ヶ淵の周辺4市・企業・住民が協働で油ヶ淵の水質浄化に取り組まれています。

取材日:2013年7月21日

葦船に乗って油ヶ淵にEM団子を投げよう!

葦船学校のイベントに合わせて、ボランティアグループ「EM碧南ネット」の皆さんが1000個のEM団子を準備して下さいました。乗船するとき、まずは葦船にEM団子を積みます。

※「EM碧南ネット」は約27名のグループで、普段の活動は、碧南市の住民のみなさんへ無料配布しているEM活性液の作成と、碧南市の公園緑地のひとつである200坪程のあじさい緑地の植栽管理を担当しています。植栽管理はもちろんEMを使っています。そのほか、地元を流れる川の浄化にEM活性液やEMだんごを投入したり、市内小中学校全12校のプールに春と秋の2回EM活性液を入れてプール清掃に役立てています。
いざ出発!
船をこぎながら、EM団子をたくさん投入しに行きます。

※油ヶ淵では現在、年に1回この葦船学校の時にEM団子を投入しています。
2004年~2007年までの3年間は、三河安城ロータリークラブが中心となって油ヶ淵にEM活性液を毎月15トン投入し、CODの改善や小魚などの増加に貢献しました。現在も、油ヶ淵にそそぐ上流の半場川や長田川にEMが投入されています。

ミニ葦船をつくろう!

ミニ葦船をつくる体験コーナーでは、本物と同じ要領で葦を束ね、縄のロープの代わりに緑のひもを使って編み上げていきます。指導してくれる先生は汗だくです(^^;)
3~5時間かかって完成!
ミニチュアといっても、結構細かい作業で時間がかかりますね。