【千葉県】地域医療の健康空間を陰で支えるEM清掃

施設管理・清掃・洗濯

20年以上にわたり、千葉県野田市で地域に根ざした根本治療を心掛けている野田病院。病床数197床の総合病院です。病院内の清掃には平成20年頃よりEMが使われています。野田病院の中の清掃や医療機器のメンテナンスなど、施設管理全般を担っている有限会社関東企画の方々を取材しました。

取材日:2015年6月10日

浄化槽の通気口の目前に 新館が建つ!

野田病院は、約25年前に建てられた本館の奥に隣接して、約10年前に新館を増築。ところが、元々あった浄化槽の通気口の目の前に新館の入口が位置することになってしまいました。病院内の汚水や廃水を処理する悪臭が、風向きによっては新館の中に入り込んでくる可能性もありました。院内の施設管理を行う㈲関東企画は、「来院される方々に不快な思いをさせてはいけない!」と、悪臭対策にEMを活用することにしました。
 
EMを使うようになったきっかけは、院長のお母様で、現役の小児科医でもある金本ツギ子さんが近くの畑でEMを使って野菜を栽培していたこと。野田病院では、そのEM栽培野菜を病院の食事に使用したり、病院内の売店で販売したりしていました。EMが悪臭対策や掃除に使えることは、比嘉教授(EM開発者・農学博士)の講演会でも知っていました。そこで、畑用に設置されていたEM拡大培養機 百倍利器を病院の敷地内に移動して、院内で使うためのEMを増やし、まずはトイレや排水口等にどんどん流していきました。現在、夏場でも通気口から上がってくる浄化槽の臭いはほとんど気になりません。

“人や環境にやさしいEM” だから安心

「病院といえば、殺菌や消毒が当たり前。そんな中でも、保健所の指導は守りつつ、できる限りEMを使っていきたい」と話すのは㈲関東企画常務取締役の村上和生さん。浄化槽の臭い対策から始まったEM活用は、現在、院内のほとんどの掃除に使われるようになっています。
7階建の野田病院は、毎日1フロア2人組で掃除が進んでいきます。クリーンオフィス山上の山上智恵子さんの指導もあり、床掃除は100倍に薄めたEM活性液をスプレーし、モップで拭きあげ、手すりやイス・ガラスなども100倍希釈液を散布し、専用タオルで拭いていきます。

使い続けることで汚れや臭いがつきにくくなる

EMは化学合成洗剤や塩素系漂白剤などを使用した時のような即効性には乏しいものの、金属製のもの(ステンレスなど)や窓ガラス、水周りの汚れや臭いには効果的で、使い続けることで汚れや臭いがつきにくくなるとのこと。何よりも、人や環境にやさしいものを使用しているという安心感が継続の秘訣です。また、現在は、医療機器のメンテナンスにもEMが活用できないか実験中とのことで、数年後の結果が楽しみです。
20年以上経つタイルでも、鏡のようにシンクを映し出しています。

つづき

マイクロファイバーのふきんでシンク周りを拭き上げるとツヤが出てきます。
トイレも便器の中・外、壁・床・手すり等、EM希釈液をスプレーし、隅々までみがき上げていきます。

EM効果はひとつじゃない

EMの特長のひとつは、〝効果がひとつではない〟こと。「排水口のヌメリ取りに使用していたら、川がキレイになって魚が戻ってきた」「EMを雑巾に含ませて掃除していたら、雑巾が長持ちするようになった」など、最初に目的としていたこと以外の効果が次々と出てきます。野田病院でもそのような副次的効果が現れました。

ある日、他の病院関係の方が野田病院に視察に来られた時のこと。その方が、正面玄関を入ってすぐの、最も人の出入りが激しく、外からの空気も吹き込む場所の天井を見て一言、「天井部分がすごくキレイなのでびっくりしました!」。天井の掃除はほとんどしておらず、年に2回ほどホコリを落とす程度。その方の一言によって、以前よりホコリがたまらなくなっていることに、改めて気づかされたそうです。

㈲関東企画 代表取締役の村上奈美さんは、「EMは使い始めると本当にラク。こうした副次的な効果をどんどん感じるためには、やはり品質のいい、ちゃんとしたEM活性液を作ることですね。いい活性液をつくって、たくさん使って、もっともっと空間にEMが棲みついてくれるように活用範囲を拡げていきたいと思っています」と、さらなる快適さを目指しています。


「健康生活宣言」25号より