EMと共に生きる人々(WE USE EM)

青空宮殿レポート~EMの開発者、比嘉先生の実践農場~

比嘉先生の実践農場が誕生して12年。3年前からは海水EM活性液と、農場の雑草や家庭の生ごみを海水EM活性液で発酵させて作った肥料、そして塩を使った栽培をしています。畑の土は全く耕しません(不耕起栽培)。よい微生物が沢山活発に活動している土壌は健康でふかふかと柔らかいため耕す必要がなく、様々な種類の作物を次々に育てることが出来ます。
塩を栽培している植物には触れないように、雑草の上に撒いて楽々除草。更に塩を撒いた上から、海水EM活性液で発酵させておいた雑草などを被せることで、新たな雑草が生えるのを防ぎます。塩で枯れた雑草は微生物の力で分解されて肥料になる循環型農法。この小さな農場で驚くほど沢山の収獲ができます。

夏は南国フルーツのシーズン。バナナ、パパイヤ、レンブなどがたわわに実っていました。

 
小さい敷地に林のように沢山生えているバナナ。どの樹にも大きな房がついています
写真(左)たわわに実った南国フルーツ“レンブ”。かじると爽やかで梨のような食感
写真(右)バナナの合間に大きく伸びたパパイヤの樹

訪問した6月21日、青空宮殿の入口には、マンゴーの樹の鉢植えが沢山並んでいました。露地では病気に弱いマンゴーの樹ですが、6、7個も果実を付けている樹もありました。農場内の他の植物同様、EM栽培で農薬も化学肥料も一切使っていません。マンゴーは沖縄が国内生産量No.1の特産品の一つ。通常、農産物用のマンゴーは鉢植えでは長期栽培できませんが、青空宮殿では、あえて鉢植えにして、収穫量向上の栽培法を実験していました。これは、難しい条件でも健康に育てられるEM栽培だからこそできる方法です。
5個の果実がつき、病気も無く健康なマンゴーの鉢植え
農産物としてのマンゴーはビニールハウスで栽培され、もともと面積あたりの収獲量は少なく、10アールで2トン程。鉢植えにしておけば、EM栽培で健康にしっかり育てたマンゴーの鉢をハウスに入れ、収穫が終わったら次に良く育った鉢と入れ替えることができます。マンゴーは病気に弱く、大敵の「炭疽病」などの病気が発生した場合、密閉されたハウス内では蔓延の危険もありますが、万一病気が出たときもその鉢だけ移動ができます。収穫が終わった樹や、病気などでビニールハウスから出した樹は再び、また健康な状態で実を付けるよう世話をして、良い状態になったらハウスに戻すという循環です。
「この方法なら10アールあたり6トンから10トンの収穫が見込めるようになるかもしれない」と比嘉先生。地元の農業の改善向上に役立つ技術の研究と実践を続けています。


 
ドラム缶を活用した大きなマンゴーの鉢。
沢山入っているのは、EMグラスストーン(EMを加えて焼いた軽石)。
多孔質の軽石を入れて通気性をよくすると共に、鉢を動かしやすいよう、軽くする工夫
収穫して完熟させた大きなパパイヤ!お土産に頂きました。癖がほとんどなく、優しい甘さでした
取材日:2017年6月21日(MN)