EMと共に生きる人々(WE USE EM)

EMでタケノコ栽培チャレンジ

山下浩さん 【鹿児島県鹿児島市】

春の代表的な味覚の一つ、タケノコ。これは読んで字の通り竹の子供で、竹林で生まれます。竹林は日本国内でも中国・九州地方に多いと言われていて、タケノコの栽培もとても人気が高いものとなっています。

鹿児島県鹿児島市の山下浩さんは、長年EMの活用法や楽しさをたくさんの方へ伝えてきました。また、ご自身もEM農業の虜となって、畑でたくさんの作物を育てています。そんな山下さんが新しく挑戦されたのがタケノコの栽培でした。
申し込みをして抽選で得られるタケノコ栽培の権利ですが、人気が高くてなかなか当たらなかったとのこと。そんな時、EM勉強会のグループの中から竹林を貸してくれる方が!
「一緒に楽しくEMタケノコ栽培をしませんか?」とグループの皆さんへ募集したところ20名ほどが集まり、「せっかくだから皆でEMの勉強をしながら楽しく栽培しよう!」と、一昨年の11月からスタートしました。
山下浩さん。鹿児島県のEM伝道師としてご自身が楽しみながら、たくさんの方へEMの魅力を伝えています。
まず始めに行った事は、竹やその枝の間伐です。タケノコを栽培するのに太陽の光が十分に差し込まないとしっかり生長しません。その為の間伐ですが、その竹材も無駄にはせず、空き地まで下ろして焼いて竹炭を作ってEMを染み込ませ、その竹炭は皆で持ち帰ってグループの皆さんの畑で活用してもらっています。その後には、EM活性液やEMボカシ、塩などの散布をしました。ここでのEMボカシは普通のボカシではなく、何とハバネロ入り。この竹林のある山ではイノシシが多く、タケノコ探しのため土を掘ってしまいます。その対策にと山下さんはハバネロ入りEMボカシを考え付きました。この様に、単純なタケノコの栽培だけではなく、竹林の管理を含めた活動を行っています。しかし、この様な大変な作業をするだけではありません。グループの皆で竹を利用したタケノコご飯を炊いて食べたり、お茶を飲んで語り合ったり、勉強会をしたり、本当に沢山の楽しい交流を重ねていきます。
仲間の皆での作業。急な山の斜面の上り下りは大変だけれど、楽しさが込み上げて笑顔で溢れます。
タケノコの収穫は、1年目にはものすごい量の収穫ができましたが、その年に採り過ぎてしまったためか2年目は20本ほどとなりました。ですが、収穫されたタケノコは1年目も2年目もとても美味しくて、参加された皆さんは作業も楽しくて美味しいタケノコも味わえるこの魅力的な取り組みに「次の年もすごく楽しみ!」とお話しくださるそうです。すでに、来年の収穫に向けて今年のEM散布も済ませて、春の訪れを待つばかりです。
竹は1日で1mものスピードで伸びて成長すると言われています。その為、タケノコの収穫を逃してしまうとあっという間に竹になってしまうので、収穫の時期には真剣そのもの。また、タケノコにも雄と雌があって、タケノコの葉先の緑色が薄いものが雌で、実が軟らかくて美味しいのだそうです。
この様にEMの実践と勉強と合わせてタケノコの魅力も学べる活動は、グループのたくさんの方を魅了して止みません。山下さんは「竹林の山での作業はとても重労働で大変だからこのまま続けるのもどうしようかなぁ」とお話しされますが、「皆が楽しんでいる笑顔も見れて、やっぱり自分も楽しい!」とも仰います。タケノコ栽培活動の最大の魅力は、美味しいタケノコと楽しさ溢れる仲間とのコミュニティにありました。
EMでタケノコ栽培にチャレンジしている竹林。山の斜面に広がるその面積はかなりのもの。
間伐した竹で作った竹炭。この竹炭をEM活性液で浸して、畑に散布することで、畑の野菜たちも活き活きと美味しく育ちます。
取材日:2017年5月22日(W)