EMと共に生きる人々(WE USE EM)

プール清掃から児島湖へ続く環境浄化

プール清掃から始める環境改善

EM活動の輪を拡げている土井博義さんと児島湖
「児島湖流域の水質を改善して、昔ながらの水生生物を蘇らせよう!」と、EM活動の輪を拡げている土井博義さん。土井さんは倉敷市を拠点にたくさんの仲間と活動をしています。            
「昔の児島湖や流域の河川ではナマズやウナギなどがたくさん獲れていたけれど、今ではフナやコイばかりしか獲れなくなってしまった…」   
     
地域の産業発展と人口の増加によって進む児島湖流域の水質汚染の問題に危機感を覚えた土井さんは、小中学校で行われているプール清掃を通して、まずは子どもたちとその家族に環境への意識を高めてもらえるようにと、年以上前からEMをプール清掃に使う活動を始めました。

各学校でのプール清掃では、「ゴシゴシしなくてもスルッと汚れが落ちて綺麗になる!」「洗剤を使わなくても綺麗に掃除ができる!」など喜びの声がたくさん挙がりました。その結果、倉敷市内にある全ての小中学校の97%が、プール清掃にEMを取り入れています。         

志を共有する仲間とともに

活動に賛同してくれる小中学校が増えれば、より多くのEMを供給しつつ、小中学校の取り組みをサポートしていくための人手や資金を確保しなくてはなりません。困っていたところへ土井さんの意志に共感して協力してくれたのが、岡山市でライオンズクラブにも所属している平井芳和さん。       

平井さんは、所属しているライオンズクラブのメンバーと一緒になって、それぞれの所属地域の小中学校にEMのプール清掃や環境学習を紹介していきました。メンバーの皆さんが土井さんからEMの使い方の指導を受け、自らが中心となって率先して小中学校や地域の方々への指導や働きかけを行っています。こうした働きかけもあって活動資金も集まるようになりました。

倉敷市では土井さん、岡山市では平井さんを中心に各地区のメンバーがそれぞれでEM活性液を作り、小中学校へ配布したり、河川に流したりしています。 

「プールには1回で200リットル流し込むので、特に春と秋にはEM活性液の製造タンクはフル回転です!」        
大変だと語るその顔には、喜びが溢れていました。         

繋がる想いと活動

小中学校でのEM活動は、20年以上も続いています。長年にわたり活動を続けていくためには、活動メンバーの意欲とEMの実績だけではなく、実践している子どもたちや地域の方々の関心の高まりが不可欠と言います。

EM活動メンバーが、小中学校でアンケートを実施して、疑問や要望、EMでのプールの清掃を継続していきたいか?などの意見を集めたところ、回答はプール清掃のことだけでなく、「川の臭いがなくなった」「川の水がキレイになった」など、地域の河川環境に対しても関心が持たれていることがわかりました。

土井さんたちはEM活動の成果や子どもたちの感想を地域に発信しています。そうすることで新しい方々にはEM活動の魅力がわかりやすく、取り組みやすくなります。また、既に取り組まれている方々にとっては継続の意欲に繋がっています。

子どもたちと力を合わせる

EM活動地の一つ、倉敷市立粒江小学校。ここでのEM活動は2016年から始まりました。ライオンズクラブのメンバーで、この粒江小学校を支援している中村俊明さんは「粒江小学校に通う子どもたちの笑顔が、地域住民や周りの子どもたちの笑顔にも繋がっている」と言います。

プール清掃へのEM利用の他にも、粒江学区コミュニティ協議会と一緒に環境学習としてEM団子を作りました。海の日には近隣を流れる吉岡川に発酵したEM団子を投入するイベントを開催。児童や地域の方々150名が集まって楽しさ溢れる声が飛び交いました。 
 
粒江地区の隣りの天城地区では、中島民夫さんが中心となってEM活動を支援しています。海の日に倉敷川に架かる盛綱橋からEM団子やEM活性液を投入します。投入イベントは、盛綱橋近くの倉敷市立 天城小学校の皆さんと一緒に行っていて、もちろん天城小学校でもEMでのプール清掃が行われています。郷内小学校区では山本光夫さんが郷内川にタンクを設置して、毎月2トンのEM活性液を流しています。

広く大きく児島湖を見る

倉敷川は、それぞれの地域でEMと共に多くの人々の想いを湛えて流れていきます。   
児島湖に流れ着く河川は、倉敷川の他に岡山市から流れる笹ヶ瀬川、玉野市から流れる鴨川があり、全ての河川でEM活動が行われています。各地域で行われているプール清掃や河川浄化のEM活動によって、EMの輪はどんどん広がっています。

EMがより多く児島湖に流れ着くようにと、造り酒屋を営むメンバーの一人が譲ってくれた5.4トンタンクでEM活性液を培養。その数はなんと3台!たくさんの仲間と力を合わせて活動しています。               

「昔のように水生動植物が蘇って、綺麗な児島湖や河川に変わっていくこと」、この想いの実現を目指して、今日も土井さんと仲間の皆さんは活動しています。
  • 【粒江小学校 EMで体験する環境学習】 ただEMを入れて掃除をするのではなく、プール清掃の大切さや環境の変化と改善効果を学びます。活動の楽しさだけではなく、児童全員の環境意識の高まりも感じられます!
  • 【岡山市の活動拠点 うどん店がEMステーション】 平井さんの拠点「手打ちうどん 名玄」では、1トンタンク3台を常に回転し続けて、毎月河川へ投入。現在、EMでのプール清掃や環境学習などに取り組んでいる小中学校は、倉敷市では全67校中の65校。岡山市などの他の活動地区を合わせると全体で150校にもなります。
  • 【倉敷川 海の日にEMで水質浄化一斉活動】 7月の海の日に行われる『児島湖流域水質浄化大作戦』。児島湖周辺の地域で一斉にEM団子やEM活性液が投入されます。昨年のイベントでの投入量は、EM団子1万個余り、EM活性液2.5トン!EM団子は、今年はなんとボーリングボール級の大きさで作ることを計画して試作中。