EMと共に生きる人々(WE USE EM)

比嘉照夫先生に突撃インタビュー「逆境にもめげず、取り組み続けることができる原動力は何ですか?」

タイの国立ナレスアン大学での名誉博士号の授与式にて。右はナレスアン大学農学部長。
背景の横断幕は、タイの前国王ラーマ9世の紋章。

比嘉照夫先生に突撃インタビュー

■Q
「EMを空気や水のごとく使い、幸福度の高い社会をつくる」という信念を貫いて、逆境にもめげず、取り組み続けることができる原動力は何ですか?

■A
幼少期からの考え方です。

これはもう人生観みたいなものですね。子どものころは学校の図書館には偉人伝しかなかった。身近なところでは二宮金次郎とか織田信長とか豊臣秀吉とかね。ずっとこういう本を読んでリーダーというものは大変だな、でもすごい人だなと感じていました。それを見て自分もそうなりたいと思うようになりました。私は農業が大好きですから農業が良くなるなら、偉人と同じように自分もどんな苦難にも耐えて成し遂げようと思ったのです。

それからは見るもの聞くものすべてが農業の役に立たないかなと情報集約を始めました。そして農業が良くなるためなら遠く離れた場所でもどうにかして見に行きました。そこで一番大事なのは己の心です。
「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉があるのですが、これはやっていることが本当に良いことなのか、そして自分の欲などが混じっていないかどうかということ。それをうまく理解できたら物事は成功する。要するにリーダーになるには、私心を捨て切らないといけない。本にも書きましたが、EMを私的なものにしてしまったらリーダー失格なんです。

そういった意味ではリーダーの心得は小さい時からできていました。だから、起こることすべてを嬉しいことや楽しいことにすることができました。昔は女房がハンコと通帳を隠すくらい色んなことに挑戦していました。それが世の中を良くすると思ったら、それくらいのリスクは請け負ってきました。

常に「良くなるなら、リスクをとる」を実行して一番難儀なことを引き受けてきました。つまり、お金儲けの基準とは全く別の方向から物事を考えていたんですね。一つずつ一つずつ、皆が幸せに暮らしていけるためのお手伝いをしているわけですから、それで皆が幸せになってもらえたら私は人一倍嬉しいわけです。