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東海4県の生物多様性とEM
~名古屋市内を流れる「堀川」と「山崎川」の河口~

名古屋市内を流れる堀川は「とても汚い」というイメージをお持ちの方が多いと思います。

そんな堀川ですが、2009年より積極的にEM(=有用微生物群)が生物多様性の保全を目的として投入され、最近では、さまざまな生き物が確認されているようです。

(愛知県をはじめとする浄化活動の事例一覧はこちら

それでは早速、探してみましょう (ノ゚ο゚)
この波打ち際には「細かいもの」がびっしりと張り付いています。
近くで観察してみましょう!

この「緑色」(写真下)は緑藻です。私たちが食べる「海苔」も食用の藍藻・紅藻・緑藻をはじめとした藻類からできています。

余談ですが「海苔」は日本人しか消化吸収できないようですΣ( ̄ロ ̄ll)
その理由は、日本人の腸内だけに存在する“ゾベリア・ガラクタニボラン„という海洋性の微生物 が「海苔」の消化吸収の手助けをしてくれるためです。微生物は縁の下の力持ちなのです!
変わってこちら。小石に見えますが違います!これらは全て貝類をはじめとした生き物です。
近くで観察してみましょう。
“赤丸„は「牡蠣」の仲間。“青丸„ は「フジツボ」。“黄丸„はイガイ科の貝です。
こうして観察すると限られた生息地をめぐって領土争いが繰り広げられているようです。
イガイ科の貝が優勢でコンクリートにびっしりと張り付いています。一方で、「フジツボ」は劣勢で「牡蠣」の上で暮らしているようです。

(フジツボから)「また“黒色の貝„に領土を奪われたが。明日さ 明日には もっと広い敷地で暮らすために 明日のために! 今日から特訓だーーっ!(古)笑」と「フジツボ」の叫びが聞こえてきそうです。

近くで観察すると(写真右下)・・びっしりコロニーを形成していますΣ( ̄口 ̄;; 
まるでひとつの貝の村のようですね!(笑)
  • 牡蠣の仲間も。
  • この黒色もイガイ科の貝。水質の透明度が高い!
  • びっしりコロニーを形成しています!
こちらは2種類の生き物がきれいに住み分けて、“オセロ„のように2トンカラーになっています。
上段(白色)には「フジツボ」がしっかり定着しています。実は「フジツボ」は甲殻類でカニやエビなどの仲間となります。
そして下段(黒色)は「イガイ科」の貝がしっかり足糸をコンクリートにくっつけて生息しています。
この貝類の足糸は「非常に強靭」で接着力も強いため、“水中接着剤開発„ を目的とした研究対象になっているようです ( д) ゚ ゚
この白色は水鳥より排出されたフンです。ここが鳥たちの狩場や餌場、休憩場になっているようです(笑)

川の中に、エサがたくさんあるという証拠ですね。
夜に観察すれば2月にも関わらず、たくさんの小さなカニが貝類を食べています。
春の足音を感じますね。

この日は釣り人を6人確認しました!
聞くところによれば、「先日も大きなスズキが釣れた」とのことです。
ということで本日は「堀川」の河口に棲む“生きものたち„を紹介させていただきました。

(=平成27年2月撮影=)

イチカワ@営業課