EM生活を楽しむ人々

家庭の生ごみは畑の宝。笑顔とつながるおいしさのひみつ。

森美智代さんは、10年以上前から毎月第2金曜日に「カモミールの会」という、EMボカシ作りやお茶会を開いては、地域の方々との交流を深めています。EM生ごみ発酵肥料を畑に入れてその土の上からEM活性液を撒き続けていると土が絨毯のようにふかふかになり、「EMで野菜づくりをしていると、安心して畑の中で食べることができる」「畑の中で食べる野菜が一番おいしい」と皆さんそろってお話しされます。
森さんのおいしくて明るい気持ちにさせてくれる野菜たちがどんなところで育っているのか、取材させていただきました。

取材日: 福岡県 森 美智代さん

ときめく笑顔のグループ!

自産自消の料理を前に、手作りシソジュースで乾杯!カモミールの会のメンバーはこの他にも7〜8名いらっしゃいます。取材のために皆さん集まってくださいました。左奥に座っているのが森美智代さん。
「こんにちはー!」
きらきらと輝く太陽にも負けない明るい声で出迎えて下さったのは、森美智代さん。一緒に、愛くるしいコーギー犬のふうちゃんも出迎えてくれました。お伺いしたのは福岡県糸島市の住宅地にある、森さんのご自宅。

家中に笑い声が響き渡っていました。それも1人2人ではなく、たくさん。リビングに入るとテーブルいっぱいに野菜や果物が広がっています。まさか笑い声の主はこの子たち?!…ではありませんでしたが、まるで本当に笑っているかのように元気な顔をした野菜たちです。笑い声はキッチンからでした。キッチンでは7名の森さんのお友達がお昼ごはんの準備中。美味しそうなお料理が次々にでき上がっては、リビングのテーブルへと運ばれていきます。

お料理も皆さんもそろって「いただきます!」。テーブルいっぱいに広がっているのは、皆さんの家庭菜園で採れた作物で作った料理でした。実は、グループの皆さんは〝小さな生産者〟。森さんが経営するEMショップ(有)イーエムゆいまあるでは、カモミールの会のメンバーの作った野菜を販売しています。
 

EM生ごみ発酵肥料でできる畑の絨毯!?

カモミールの会のメンバーは、それぞれの家庭で発酵させたEM生ごみ発酵肥料を土にかえして栽培しています。
他にも、グループで作った自家製EMボカシ(Ⅱ型)やEM活性液、EMストチュウなども活用し、農薬や化学肥料は使用していません。

特に、EM生ごみ発酵肥料を畑に入れてその土の上からEM活性液を撒き続けていると土が絨毯のようにふかふかになり、本当に土が良くなっている実感が持てるとおっしゃいます。「EMで野菜づくりをしていると、安心して畑の中で食べることができる」「畑の中で食べる野菜が一番おいしい」と皆さんそろってお話しされます。

EM生ごみ発酵肥料やEMボカシを中心にしたEM家庭菜園に、森さんは指導役としてグループを支えています。皆さんがすごく楽しそうにお話しされている家庭菜園とはいったいどんなところなのか。さっそく案内していただきました。
 

「イノシシさん、穴掘ってくれてありがとう!」森美智代さんの畑では・・・

まず始めに目についたのは、野菜と一緒に所狭しと生えている雑草と、道を塞いでしまうかのように巣を張っているたくさんのクモたち。畑を始めたころの森さんは草刈りを一生懸命やっていました。

草刈りばかりの畑仕事になりつつあったため、すぐに「もう草は刈らない!」と決意。以来草は生えたままにしているとのことです。おかげでどうでしょう、農薬も一切使用していないのに野菜たちが害虫の被害に遭うことも全然なくなったそうです。

畑の中を歩いていると、突如として現れたのは大きな穴でした。その穴はイノシシが掘ったもので、夜な夜な畑にやってくるのだそうです。森さんはこの穴を見つける度に「ありがとう!」と言って、穴にEM生ごみ発酵肥料を入れ込むのだそうです。

女性1人、生ごみ堆肥を入れ込む大きな穴を掘るのはとても大変です。この穴も自然の恵み (笑) 。
畑には野菜・果樹・野草(花以外)がなんと51種類も共に育っていました。

最近では仕事が忙しく、なかなか畑に行けていないそうですが、野菜はまるで森さん不在の畑を守っているかのように、とても元気に育っていました。
 
上/森美智代さん、下/菜園のクモたち

「仲良く草を生やしています(笑)」大住芳子さんの畑

グループの中で一番森さんとの付き合いが長く、グループの立ち上げの時からEM家庭菜園をしている大住さん。
森さんいわく、「大住さんが私の畑と一番近い人ですよ。草がたくさん生えているでしょ?」と(笑)。
 
(左から)森美智代さん、大住芳子さん

「安心安全、それが一番」滝沢秀雄さんの畑

家庭菜園は8年目。EMを使い始めてからは5年目になるそうです。EMを使い始めてから何かが変わったと言うよりも、「安全安心に栽培する事ができていて、それが一番」だとおっしゃいます。
「長ナス持っていく?」と気さくに滝沢秀雄さん

夫婦で、息ぴったり♥ 岩田さんご夫婦の畑

菜園の作物をご夫婦で分担し育てています。お互い別々に栽培管理していても、やはりご夫婦。どの作物を見ても菜園の作り方が同じで、みんなイキイキしていました。
岩田さんご夫婦(康則さんと幸代さん)

いきいきした畑の源は“楽しい”“おいしい”

リビングに並べられた華やかな料理の数々。全て、グループの方々がつくった野菜や果物が使われています。
ごちそうさまでした!
グループのメンバーは、家庭菜園歴35年以上のベテランから昨年始めた方まで、規模やEM活用年数もそれぞれ異なりますが、皆さんの思いは同じ。グループメンバーでは様々な情報が共有されて、新しいEMの使い方もすぐにメンバーに伝わります。情報だけではなく、家庭菜園で収穫された作物もグループのメンバーに味わってもらう事ができて、家庭菜園をより良くしていくためのコミュニティが広がり、メンバー全員の絆もとても深まっています。

EM家庭菜園を始めたきっかけは、「おいしくて安心できる農産物を求めた先にたどり着いた」のだとメンバーの皆さんは口をそろえます。これまで、お金を払って手に入るもののほとんどは農薬や化学肥料などの化学物質が使われていて、とても心がもやもやした日々を過ごしていたそうです。そんな中で森さんと出会いEMを知って「自分の求めるものは自分で作る」と決心して家庭菜園に取り組まれた方も。

「うまく行かない事もあったけれど、グループのメンバーで支え合いながら畑仕事をしていると何より楽しく、どんどんいきいきした畑になっていく」と嬉しそうにお話ししてくださいました。
また、「今は手探り状態で頑張ってはいるものの、もっとたくさんの方に安心しておいしい作物を召し上がってもらいたい」と、ゆくゆくは農業法人化を目指している方もいます。

家庭菜園とは言え、安全でなによりおいしく育った自慢の野菜や果物を、自分たちだけではなく他の人たちにも食べていただいて「おいしい!」と言ってもらえると本当に嬉しく感じるものです。

おいしい作物を育てる畑の源はどの家庭からも出る生ごみ。そしてグループを支え、よりおいしい作物を生む魂は、一人一人の「おいしい!」と言う笑顔です。
  • 上/大住さんの畑では、よ〜く見ると、草の中にはニンジンが。 下/草の中を除くと、小さなメロンの実が。かわいい?
  • 自宅で発酵させた生ごみを 畑に還し、土づくり
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