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野菜作りは土づくり!EM菌で元気な土づくり

材料

(1m2あたりの目安)
EM活性液 2リットル
・米ぬか 200g
EMスーパーセラ発酵C 5g(米ぬかに混ぜておく)

これから畑を作ろうと考えている方には、米ぬか+EMの除草がおススメ!米ぬかを使って、草をEMで発酵させます。草も肥料になって一石二鳥!

1.草を刈る

草だらけの畑の場合、草は買った方がいいですが、根元から踏み倒すだけでもある程度効果があります。

2.EM活性液をまく (目安:2リットル/1㎡)

草全体がしっとりするまでEM活性液をまきます。
畝にしたい場所に草や収穫残さを集め、草全体がしっとりするくらいに、まんべんなくEM活性液をまきます。散布の目安は1㎡あたり2リットル。
※収穫残さはなるべく細かく裁断しましょう。

土壌の水分量が多いほど効果的なため、乾燥気味の場合は、1㎡あたり3リットルくらいの水をかけ、全体を十分に湿らせてからEM活性液をまきます。EM活性液をたくさん用意できる場合は原液でも構いませんが、あまり量を用意できない場合は100倍まで薄めて散布してもOK。

【ポイント!】
EMの基本はEMの密度を高めること。土の中の微生物叢が豊かになることで、いい土ができます。

3.米ぬかをまく(目安:200g/1㎡)

草に米ぬかが絡むようにまきます。
草全体にまぶすように、1㎡あたり200gを目安(ただし、土の状態によって異なる)として、EMスーパーセラ発酵Cと混ぜた米ぬかをまきます。米ぬかの代わりにEMボカシⅡ型またはEM生ごみ発酵肥料をまけば、肥料成分も多くおススメ!
※EMボカシⅡ型…米ぬかを主体に、魚粉や油粕などをEMで発酵させたもの
 EM生ごみ発酵肥料…家庭から出る生ごみをEMで発酵させたもの
※ボカシや生ごみ発酵肥料のニオイが気になる場合は、再度、EM活性液を濃い目にまきましょう。

4.シートでマルチをする

シートが飛ばないように上から抑えます。
(じっくり土づくりをしたい場合や冬場など、何も栽培できない場合) 土の上から、マルチ用の黒いシート(ホームセンターなどで手に入る)または光を通さないシートやカーペット、段ボールなどをかぶせます。シートが飛ばないように土や石をのせて上から抑えます。


嫌気状態(空気が少ない状態)にすることで、発酵がスムーズに。EMが雑草や米ぬかなどの有機物を分解する際の発酵熱がビニール内で循環し、より効率的に草を堆肥化させることができます。発酵熱で草が枯れ、土壌表面の雑草の種子も焼けてしまいます。

5.1~2ヶ月そのままにしておく

あたたかい時期は1ヶ月、寒い時期は2~3ヶ月そのままにしておきます。たまにビニールをめくってみて、発酵が進んでいないようだったら、EM活性液を再度散布しておきましょう。

(写真のマルチの下の変化の撮影場所は愛知県です。)
  • 初日:草が青々としている(未発酵)
  • 5日後:白カビが生えてきている。発酵がうまく進んでいる証拠(発酵中)
  • 27日後:白カビは消え、草の形状がほとんど分からない状態。
    (発酵完了)

6.種をまく又は植え付ける

種をまいて芽が出る時に、土の上にのせた草や肥料が日陰をつくって作物の生育を妨げる場合以外は、そのまま種をまいてOKです。初めて栽培する方はホームセンターなどで苗を購入し、育てる方が失敗が少ないでしょう。

<急いで植えたい場合>
「4.シートでマルチする」工程をせずに、有機物をまいた次の日に植え付けてもOKです。
栽培と土づくりを同時に行っていくことになります。
EMを使う時に注意しなければならないのは、慣行農法の延長線上でEMを捉え、化学肥料的に扱ってはいけないということです。「どの時期にどのくらいまけばいいのか?」という質問がよくありますが、それには「時間がある時にはいつでも、じゃんじゃんまけばいい」としか答えられません。ポイントは「EMの密度を高めること」であり、「時間×濃度=EMの密度」になってきます。
限界突破を目指すなら、最初は10アールあたり1トンのEM活性液(1㎡あたり1リットル)を植え付け前に施用し、その後は水やりの度に100~200倍に薄めて施用します。畑の自然力を最大限に高めることがいい作物をつくるための必要条件であり、自然力を高めるためにEMがあると考えてください。(比嘉先生のコメントより)