• #EMと共に生きる人々

危機をチャンスに。「楽しい!」が生まれる暮らし

原発事故をきっかけに発足したお母さんたちのグループ。子どもたちの健やかな未来のために今できることを考え、毎月1回集まって料理教室なや勉強会などを楽しみながら行っています。

「森のなかま」グループ【福岡県太宰府市】

 
福岡県太宰府市内の山の麓、自然豊かな場所にあって古民家で保育をする保育園があります。この保育園でつながったお母さんたちがグループを作り、子どもたちの健やかな成長のために環境のことや食生活のことなどを考えて楽しい活動をされています。皆さんEMにもハマっていると聞き、メンバーのお一人である納戸さんのお宅を訪ねました。

3.11の震災直後、子どもの安全を考えて東日本から九州へ母子だけで避難する方が多くいらっしゃいました。そんな中、この保育園にも3名の避難者の親子がやってきました。それをきっかけに、納戸さんたちは「森のなかま」というグループを立ち上げました。以来6年間、メンバーは入れ替わりながら活動を続けています。お子さんが保育園を卒園された方も多いため、現在は9名のお母さんたちで月に1回集まって、保育園の現役ママ向けに食材にこだわった料理を提案する料理教室など、いろいろな情報発信をしています。
 
そんな森のなかまが、EMと出会ったのは4年前。保育園の卒園式の日に大気汚染がひどくなるとの予報でした。この保育園の卒園式は屋外で行うのが恒例。子どもたちの健康が心配になったお母さんたちが集まって、どうすればいいかと悩んでいた時、納戸さんが思い出したのは、福岡市から引っ越してきた猪山さんが話していたEMのことでした。
EMがあれば多少の大気汚染があっても安心、ということで無事に屋外で卒園式を行いました。

 
猪山由美さん:
私はこの保育園に子どもを入れたくて福岡市内から太宰府に引っ越してきたんです。森のなかまっていう、環境のために活動しているお母さんグループがあるというのは噂で聞いていて、入園したらぜひ森のなかまに入りたいと思っていたんです。初めて参加した会合の時に、私はEMを使っていますっていう話をしました。
 
納戸繭子さん:
卒園式は森の中でやるんですよ、手作りで。その4年前の卒園式がきっかけで、保育園にEMを常備しようということになりました。園内のお掃除のときにも使ってくれるようになりましたし、保育士さんも愛用してくださっています。森のなかまが主催して、保育園でイベントをやった時、福岡市から森さんに来ていただいて、EM活性液づくりワークショップの講師をしていただきました。その時に、保育士さんも、これ凄いね!っておっしゃっていました。




 
森さんは福岡市内でオーガニックを中心に取り揃えた食品雑貨のお店を経営する店長。EMが大好きで、EMの楽しい使い方を教えるワークショップを行っています。森のなかまでは、年に1~2回ほど、森さんを講師に迎えてEMの勉強会を開催しています。
 
森寿彦さん:
保育園はすごく大きい古民家で、子どもたちも自由奔放。なんだかすごく良い感じでした。ワークショップをいろんなところで行っていますが、ものすごくエネルギーを使わないとなかなかEMの楽しさが伝わらないっていう時もあります。でも、森のなかまは、雰囲気がとても柔らかくて、逆にエネルギーをもらえるのですごく好きなんですよね。
 
納戸さん:
期間が空くと、また森さん呼びたいね、って話になります。一度聞いても忘れていることもあるし、何回聞いても新たな気持ちで、「わあ!」って感動します(笑)
以前、畑をやっている人のお家でEMの畑での使い方を教えてもらったことがあって、それもまたやってほしいと思っています。
納戸さんは、季節に採れる様々な野草やフルーツをEMで発酵させています。自宅の周りが自然豊かなので、スギナやヨモギ、柿の葉やビワの葉など近くで採れるものがほとんど。今回見せてくださったのは、夏ミカンとパール柑を発酵させたもの。ペットボトルを納戸さんが開けると、シュ~~っという音を立てて発酵の炭酸ガスと共に、爽やかな香りが広がりました。なんて美味しそうな香り!みんな、うっとり。
 
江里さんはお部屋の中や洗濯物にEMを使っています。ご主人もハマったのだとか。
江里恵さん:
朝と夜にお部屋にEMをシュッシュしています。洗濯物にEMをシュッシュしたらいいよと聞いてやってみたら、臭いが付かないし、仕上がりが柔らかくてパリパリにならないので、旦那さんもびっくりしていました。
ワイシャツを含めて、全部の洗濯物にシュッシュしてます。
旦那さんを講習会に一度連れてきてみたら、私が言ってもわからなかったけど、直接、森さんから話を聞いたら、自分でEM活性液を作ってシュッシュしてます(笑)それだけじゃなくて、建築の仕事をしているんですが、仕事にもEMを取り入れています。

猪山さんは、福岡市内に住んでいたときに森さんのお店を知り、3.11をきっかけにEMを活用するになりました。
猪山由美さん:
独身時代からオーガニックの生活が好きで、無農薬の野菜を買っていたんです。ある日、森さんのお店の横を自転車で通った時、道路側に無農薬の野菜が売られていました。無農薬なのに破格の値段で売っているから、買ってみようと思って入ったのが最初でした。買ってみたら美味しくて!オーガニックの中でも、このお店の野菜は美味しいと思いました。野菜が活き活きしていました。
 
森さん:
うちで作っている野菜だったり、農家さんに直接頼んで作ってもらっている野菜だから、安価に販売できます。EM栽培で農薬を使わずにこんなに見た目もよくて美味しいものが作れるんですよ、っていう宣伝です。
野菜は、見た目だけじゃなくて、料理した時の香りだったり味だったり、五感に訴えるものがあるから、野菜を通してEMを知ってくれる人は結構いらっしゃいます。
 
猪山さん:
その後、3.11があって友達がEMの勉強会があるから行ってみないかと誘われたのがきっかけで、森さんからEM活性液の作り方を習って、「これは何だろう?」って半信半疑だったんですけど、使っていったら気持ちよかったんですよね。そのうち、EMをシュッシュしている部屋としていない部屋の感覚が敏感にわかるようになって、お部屋にシュッシュしないとなんだか落ち着かないです。微生物は見えないけれど、体が不思議と微生物を求めてしまうんですよね(笑)

 
月1回、森のなかまで集まるという習慣が、メンバーの皆さんにとって当たり前のライフスタイルになっています。森のなかまは、これからも自然な流れで続いていき、みんなで健康と楽しさを分かち合っていくように感じました。皆さんからは、楽しくバージョンアップしていく森さんのワークショップを早く受けたいというワクワク感で満ちた空気がとても伝わってきました。使えば使うほど楽しくなり、どんどん自分で発酵させたくなる、いろんなことをやってみたくなる、そんなEMとの関係性がここにはあります。
 
森のなかまの皆さんが開いたEM勉強会参加後の感想から一部をご紹介。
「森さんの溢れんばかりの菌に対する愛を感じました。熱い~!!昨年から2度目の参加でしたが、1回目よりもやはり理解が深まりました。
恐れずに(笑)ケチらずに、けっこうな濃度で使っても良いんだとわかり、難しいことを考えずにあれこれ使ってみようと、わが家でのEM利用度があがっています。」
 
今後もますます楽しんでください!(^^)
 


 
取材日:2017年5月10日(U)