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EM菌で発酵させた 生ごみ発酵資材を使った土づくり

生ごみを発酵させてできた生ごみ発酵資材は、栄養素が多く含まれているため野菜がおいしく育ちます。EM(有用微生物群)を使った、土づくりのやり方をご紹介します。


※EM(通称:EM菌)はEffective(有用な)Microorganisms(微生物たち)の英文の頭文字に由来しています。その名の通り、特殊なひとつの菌ではなく、乳酸菌や酵母、光合成細菌など、どこにでもいる微生物で、人間にとっていい働きをしてくれる微生物の集まりです。
「EM菌」という菌は存在せず、EM中の微生物の集合体の総称として広く使われています。

準備するもの -土づくりをする場合-

  • EMセラミックス
    ひとつかみ/平方メートル
  • 被覆資材(マルチシート、枯れ草、落葉、稲わらなど)
    ※雨や風を避けるので土の保湿、保温効果を高め、土の表面が固まったり浸食されるのを防ぎます。
  • ジョウロ

土づくりの手順

作業時間の目安は1~2時間程度です。
  • ①畝を立てる場所を決め、地表から10センチ程度の溝を切ります。
  • ②溝に生ごみ発酵資材とEMセラミックスを入れ、土と混ぜます。
  • ③土を被せて畝を立てます。
  • ④畝の表面に、薄くまんべんなくEMボカシⅠ型をまきます。
  • ⑤水で100倍に薄めたEM活性液を畝がしっとり湿るようにかけます。
  • ⑥2~3日すると、土の表面に菌糸で白くなります。数日後には消えるので、そのまま2週間寝かせて完了です。
草・わら・もみ殻、マルチシートで畝の表面を覆うと、乾燥防止、善玉菌活性化、雑草対策に役立ちます。

【ポリエチレン製マルチシート】
入手や管理のしやすさ、使い勝手の良さから広く使われています。

【稲わらなどの有機資材マルチ】
容易に分解されるため栽培終了後には土にすき込み、畑の土を豊にします。
土作りが無事に終わったら、種まきや植え付けを始めましょう。
収穫が終わったら、 ①~④の作業を行うことで、続けて栽培ができます。EMと有機物の投入により、土の状態がよくなり、連作栽培も可能になります。繰り返すほど、土がよくなるのがEM栽培の特長なんです。

よくある質問

  • 生ごみ発酵資材を土に入れたら、カビが生えました。大丈夫でしょうか?

    大丈夫です。カビは生ごみが分解される過程で生えますが、分解が終われば消えます。
      

動画でわかる、EM菌を使った生ごみ発酵資材の作り方

記事よりも動画でご覧になりたい方は、EM生活ライフスタイルチャンネルをぜひご覧ください。生ごみ処理専用バケツの「マジックボックス」を使って 初心者の方でも失敗しにくい生ごみ発酵資材の作り方のご紹介しています。




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