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EMボカシII型と堆肥を使った土作り

今回は栄養豊富な、EM(有用微生物群)を活用したEMボカシⅡ型の土作りをご紹介します。一度にたくさん作ることができ、土の性質を改善する堆肥と併せて使うことで気軽に家庭菜園を楽しめます。


※EM(通称:EM菌*)はEffective(有用な)Microorganisms(微生物たち)の英文の頭文字に由来しています。その名の通り、特殊なひとつの菌ではなく、乳酸菌や酵母、光合成細菌など、どこにでもいる微生物で、人間にとっていい働きをしてくれる微生物の集まりです。
「EM菌」という菌は存在せず、EM中の微生物の集合体の総称として広く使われています。

EMボカシⅡ型とは?

米ぬかに栄養分の高い油かす・魚粉などを加えて発酵させたボカシです。
米ぬかに油かすや魚粉などを加えて発酵させたEMボカシII型には、アミノ酸などの栄養素が多く含まれています。

EMボカシⅡ型の作り方・準備するもの

【準備するもの】
・米ぬか 6㎏
EM活性液 3ℓ ※作って1か月以内のもの
・油かす 2㎏
・魚粉 2㎏
EMセラミックス 100g

【作り方】
EMボカシⅠ型と同じ手順で作ることができます。
>作り方ついてはこちら

 
  • 油かす
  • 魚粉
  • 密閉プラスチックドラム
    大量につくる時はおススメ!

土作りのために準備するもの

  • EMボカシII型
    200~500g/平方メートル
  • 牛ふん堆肥(または腐葉土) 
    3ℓ/平方メートル
オプションで被覆素材として、マルチシート、枯草・落ち葉、稲わらなどご準備ください。
草、わら、もみ殻、マルチシートで畝の表面を覆うと、乾燥防止、善玉菌活性化、雑草対策に役立ちます。
※EM・1およびEM活性液、EMボカシⅡ型、EMセラミックスは肥料ではありません。発酵を促進する資材です。

手順

作業時間は、1~2時間程度です。
  • ①畝になる場所にEMボカシII型、牛ふん堆肥、EMセラミックスをまきます。EMボカシII型は少し残しておきます。
  • ②土と混ぜ合わせて、畝を立てます。
  • ③畝の表面に、残りのEMボカシII型を薄くまんべんなくまきます。
  • ④1㎡あたりEM・1またはEM活性液100mlを適度に薄めて畝全体が十分に湿るようにかけます。
    オプションで被覆素材をご使用ください。
  • ⑤2週間経過すると、土の表面が菌糸で白くなります。数日後には消えるので、そのまま2週間以上よくねかせます。
  • ⑥種まきや植え付けをして家庭菜園を楽しみましょう。

土がどんどん良くなる!

収穫が終わったら1〜4の作業を行うことで、続けて栽培できます。
EMと有機物の投入により、土の状態が良くなり、連作栽培も可能になります。繰り返すほど、土が良くなるのがEM栽培の特徴です!
 

動画でわかるEM菌を使ったボカシの作り方と使い方について

記事よりも動画でご覧になりたい方は、EM生活ライフスタイルチャンネルをぜひご覧ください。EMボカシⅠ型、EMボカシⅡ型の作り方や使い方をわかりやすく紹介しています。



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