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海水EM活性液の作り方

話題の海水EM活性液の作り方です。EMの有用微生物と海水の微量ミネラルを同時に農地に供給することで、土壌を豊かにし、さらに元気な作物を育てることができます。

材料(100リットル分)

■ 海水  100リットル
 ※海水が手に入らない場合は、以下の材料に置き換えてもOK。
  (水100リットル、食塩3.5㎏、にがり1リットルの比率で混ぜ合わせた人工海水をつくる)
■ EM1またはEM活性液  1リットル
■ 糖蜜  1リットル
 

作り方

1.ローリータンクなどの容器に海水、熱湯で溶かした糖蜜、EM1を入れる。
2.密閉して培養する。
 ※通常のEM活性液の作り方で水を全量海水に置き換えるだけです。

使い方

【日常管理】
 野菜の場合:50倍以上希釈して株元のまわりに散布
 果樹の場合:5倍以上希釈して根元のまわりに散布

【病害虫対策】
 20~50倍に希釈して葉面散布

【除草剤として】
 原液を雑草に散布

液肥として海水EM青草発酵液も併せて使用する事をお勧めします。
  • 沖縄の島サンチュの連続栽培も可能に
  • サンシャインファームでは、同技術を使い、トマト・いんげん・小松菜・二十日大根の4品目の作物が一畝でどれも素晴らしく生長しています。
  • 土はふかふかになって、雑草もとても抜きやすくなっています。

【海水EM活性液の使用にあたっての注意事項】

・EMを用いて土壌のマイクロバイオーム(細菌叢)がしっかり育っている農地に使用すること。
 ※ただ液肥代わりに使用して効果が出るものではありません。塩分は微生物の働きによって、植物に害を与えず、生長を促すものに変化します。EMを施用していない土壌で海水EM活性液を使用すると、逆に塩害が発生する場合があります。初めて使う際は、特に希釈倍率を高くして使用してください。
一作につき10aあたりの施用量が200ℓを超えない範囲で使用すること。
土壌が乾燥している状態の時は100倍以上希釈して使用すること。
・葉面散布する場合は、原液だと葉が枯れるため、十分に希釈して使用すること。
 

【 Q & A 】

Q.塩分が土壌に残って、悪影響が出ないでしょうか?
A.上記の注意事項を守って使用すれば、EMの微生物の働きにより塩分が残ることはありません。

Q.海水EM発酵液でEMボカシは作れますか?
A.作れます。

Q.海水EM発酵液と海水EM青草発酵液はどのように使い分けたら良いですか。
A.海水EM発酵液は普段の水やり用、海水EM青草発酵液は液肥と考えてください。ですから、スプリンクラーなどで畑全体に大きく水撒きする場合は海水EM発酵液を。土壌改良と追肥をしたい場合には海水EM青草発酵液を使います。どちらの発酵液も濃度を濃くして使うと作物を枯らすので、原液で使用すれば除草効果も期待できます。
 
 
培養に使う塩は安く購入できる塩でOK。にがりも農業用のもので構いません。

■海水を使用する目的
 EMの有用微生物と海水の微量ミネラルを同時に農地に供給することで、土壌を豊かにし、さらに元気な作物を育てることができます。

■海水で作るEM(活性液)の特徴
 塩分濃度の高い海水中では雑菌が繁殖しにくいため、EMの有用微生物を優占して培養できます。そのため安定的に品質の良いEM活性液やEM青草発酵液を作ることができます。また、海水を使えば、培養時にフタを完全に閉めていなくても(密閉できない状況でも)培養可能です。