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鈴木有機農園 EMによる塩害対策は有効であることを実証

EMによる塩害対策実証試験ほ場で、塩害に負けずに育った黄金色の稲穂

東日本大震災直後の水田の状態
宮城県仙台市宮城野区にある鈴木有機農園の水田は海岸からの距離2.5km。
3月11日の東日本大震災では津波が堤防を越えて、海水に浸かるなど被害を受けました。
幸い大きなガレキや車などの流入はありませんでしたが、あたり一面ヘドロ混じりの海水とゴミが散乱したそうです。
2011年9月10日収穫を待つ稲穂
農協の決定は今年の作付は見送るというものでしたが、今年だけでなく、5年くらい、稲作は無理だろうと言われていました。

しかし米作り50年のベテランの鈴木英俊さんは、水さえあれば田植えはできると、一人で立ち上がったのです。
農業排水のポンプ場が壊れていたので、EM災害支援プロジェクトで井戸を掘ることになりました。
EM活性液は300~400リットルを反当り投入。さまざまなボランティアの方々が協力をしてくれたそうです。

写真の見事な稲姿は、通常でもみられない程の頭の垂れようです。
この水田が東日本大震災で津波に襲われた水田だと誰がわかるでしょうか。
鈴木さんのお米を毎年心待ちにしているお客様へ、美味しいお米を今年も届けるという鈴木さんの決意が見事に結実した結果となりました。

  • 水田には塩害対策実証試験ほ場の大きな看板が立ち、代かきから田植え、その後の稲の生長を鈴木さんが見守ったそうです