- #EMと共に生きる人々
ゴミゼロで広がるコミュニティ
有明ボカシの会の皆さんは自分たちの菜園で生ごみ堆肥より育てた野菜を持ち寄り「試食会」を毎年開催しています。色鮮やかな野菜も会場には展示され、プロから料理を教わって作った野菜料理のコースが並びます。イベント当日の皆さんの様子を取材させていただきました。
有明ボカシの会 【長崎県島原市】
生ごみリサイクル活動を推進している「有明ボカシの会」では、地域の保育園や小学校の調理で出た生ごみをEMボカシで堆肥化して有効活用し、農薬や化学肥料に頼らない元気な野菜を作る環境学習をしています。その活動により野菜嫌いな子どもたちも、生ごみ堆肥で育った味がのった野菜を食べ続けることで、ニガウリでも平気で食べられるようになるほどです。
生ごみリサイクル活動を推進している「有明ボカシの会」では、地域の保育園や小学校の調理で出た生ごみをEMボカシで堆肥化して有効活用し、農薬や化学肥料に頼らない元気な野菜を作る環境学習をしています。その活動により野菜嫌いな子どもたちも、生ごみ堆肥で育った味がのった野菜を食べ続けることで、ニガウリでも平気で食べられるようになるほどです。
また会員の皆さんは各ご家庭で生ごみをEMボカシで発酵させ、堆肥化して色とりどり綺麗な野菜を作られています。定年退職をされ故郷の長崎県にUターンされた方や専業主婦の方など「自分の力で美味しい野菜を作ってみたい」という思いをきっかけに集まった、総勢57名の皆さんが有明ボカシの会を運営されています。
その1年の成果を自分たちで栽培した野菜を使った料理を振る舞う試食会を公民館で開催し、今年5年目を迎えます。あたたかみを感じる手作りのイベントには、関係者の方をはじめ島原市市長が出席し、テレビ局や地元新聞局の取材も毎年入ります。
試食会に当日に振る舞うメニューは合計20種類。レシピは試食会のために2ヶ月目からプロの料理人とメニューの打ち合わせをして作り方を教わったり、レシピ本を参考にして準備されたそうです。前日から下ごしらえをして、30名の女性メンバーの方々が8班に分かれて、朝から調理をされています。またメニュー以外にもこだわりがあり、ごみを減らす活動をしている団体として、試食会で使用するコップや食器類はプラスチック製の物を採用し、全て来年の試食会で再利用できるものを揃えたそうです。会場では、「EM蘇生カレー」もメニューに採用していただき、皆さんからやさしい味で美味しいとお声をいただきました。
その1年の成果を自分たちで栽培した野菜を使った料理を振る舞う試食会を公民館で開催し、今年5年目を迎えます。あたたかみを感じる手作りのイベントには、関係者の方をはじめ島原市市長が出席し、テレビ局や地元新聞局の取材も毎年入ります。
試食会に当日に振る舞うメニューは合計20種類。レシピは試食会のために2ヶ月目からプロの料理人とメニューの打ち合わせをして作り方を教わったり、レシピ本を参考にして準備されたそうです。前日から下ごしらえをして、30名の女性メンバーの方々が8班に分かれて、朝から調理をされています。またメニュー以外にもこだわりがあり、ごみを減らす活動をしている団体として、試食会で使用するコップや食器類はプラスチック製の物を採用し、全て来年の試食会で再利用できるものを揃えたそうです。会場では、「EM蘇生カレー」もメニューに採用していただき、皆さんからやさしい味で美味しいとお声をいただきました。
会場の準備が着々と進む中、会長の荒木さんは取材対応に大忙し。取材陣が集まる荒木さんの農園「EMファーム」では生ごみ堆肥を使用して、ミョウガ、ニラ、ミニトマト、大根などをはじめとした約35種類の野菜を栽培しています。また国土交通省管轄の河川国道事務所から国道の刈り草を無償提供してもらい草堆肥にして今年はゴーヤを育てたそうです。
「EMファーム」では関東地方で会社員生活を送り、定年後はUターンされた会員の一人の下田さんが荒木さんとともに取材対応されていました。「小学校で生ごみ堆肥について伝えていると、子どもたちから下田先生と呼ばれてびっくり。活動を始めて1年目ですが、オクラも大きく育ちました。これからも勉強を続けていきたい」とお話ししてくださいました。
有明ボカシの会の皆さんの気持ちが一つとなってできた元気野菜の試食会。生ごみ堆肥で作った無農薬・無化学肥料の野菜の美味しさは大人も子どもも笑顔になるコミュニティをつくり、有明ボカシの会の皆さんの活動はこれからも広がり続けます。有明ボカシの会の皆さん、ありがとうございました。
取材日:2017年7月26日(SN)