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都市生活に寄り添う農園。 農ある豊かさを感じる場所

じょーじ農園(愛知県日進市)は都市に住む方が普段の生活の延長線で気軽に立ち寄り、土に触れ、野菜の作り方を学べる場所を目指す都市生活に寄り添う農園。農場長の岩瀬さんにこれまでの歩みや想いをお伺いしました。

農業への想い、歩み

高校生の頃、進路決定する時期に海外で農業指導をしている自分の姿の夢を見たことにより、農業の道に進みました。その過程でEMと出会えたのは、とってもラッキーなことでした。約20年、EM農業の普及やEM農産物の販売、広報業務を通して、多くの生産者様や熱烈なEMファンの皆様と知り合いました。そこで農産物を中心とした楽しい繋がりを作りながら、生産者様の生き生きした顔を見ているうちに、自分も生産者になりたいと思うようになりました。

実際に農園事業を始めるきっかけになったのは、新型コロナウイルスで流れが変わったこと、そして、EMで繋がった友人から「尉司さんが紹介してくれるEM農家さんもいいけれど、尉司さんが作った野菜を仕入れたい。ぜひ作って欲しいなあ」と言われたことも大きかったと思います。

私たちの畑は名古屋市の中心部まで車で 分という距離にあり、文字通り都市の中にある農園です。畑と都市が一緒にあるのは大事なことです。じょーじ農園は都市に住む方が普段の生活の延長線で気軽に立ち寄って、土に触れ、癒され、美味しい野菜を食べ、作り方を学べる場所にしていく予定です。まだ農業2年生ですが、多くの先輩生産者の方々からアドバイスをいただき、日々感謝しながら栽培しています。皆様のご来園をお待ちしています。

農園でのEM活用方法をご紹介

⑴ 葉面散布の徹底
農園では pH3.5になったEM活性液に塩3%と錆びた鉄釘や鎌の刃を入れて2週間置いた「鉄塩EM活性液」を使用しています。鉄分は近年農業で注目されている素材ですが、粉末を購入すると高いので、この方法で安価に鉄入りEM活性液を作り、作物や土に補給しています。その鉄塩EM活性液500倍を中心にEM・3S を500倍、EM7を5000倍、EM・X GOLD数滴、ニガリ2000倍、天然ミネラル液2000倍を混合した希釈液を雨天時以外はほぼ毎日、葉面散布します。最近、連日の散布のやり過ぎで散布機が故障しました。

※EM・3Sとは、光合成細菌主体のEM・3にバチルス菌を共生培養した液体の資材です。


⑵ 施肥について
元肥は約20㎡の畝に対してEMグラビトロン整流炭20L、コスモグリーン10㎏、キレートボカシ5㎏、鉄塩EM活性液、EM・3S混合液 10Lを基本として毎作施肥しています。これらの資材は全てEMで発酵させたものです。

※EMグラビトロン整流炭ちは、EM技術を利用して作られた炭です。
※コスモグリーンとは、有機EM発酵肥料です。
※キレートボカシとは、鉄と炭と米ぬかをEM発酵熟成したボカシです。

⑶除草対策
通路など作物を植えない場所は塩やEM活性液を散布した後、防草シートを張ります。植物は光と水と空気で発芽しますので、光を遮断し、水を塩辛くしてあげることで雑草を防除しています。

⑷その他
私たちの農場は排水性が悪いため、高畝にするだけでなく、穴掘り用ドリルを使用して縦穴掘りをしています。通路にはもちろん、夏の果菜類の場合、苗を植える植え穴にも縦穴を掘り、EMグラビトロン整流炭を穴に詰めて、EM・3S、塩を少量入れてから植え付けをしています。水抜けがよくなるだけでなく、作物の生育が促進されている感じがします。