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発酵職人の部屋「EMボカシが繋いでくれる。みんなが大きな家族のように。」

麦の里には、瀬戸市内にある障害者施設の中で、最も重度の方が通われています。障害が重くても取り組める作業を探していた時にEMボカシと出会いました。それから25年以上、EMボカシ作りに取り組んでいます。

麦の里でのEMボカシ作り。皆が集まる週に一度の楽しい時間です。
社会福祉法人 麦 麦の里(愛知県瀬戸市)
  
事業所内では障害の重さによって行う作業を振り分けていますが、EMボカシ作りは利用者の方が一丸となって取り組める作業であるため、貴重な交流の場になっています。それが家族のような温かい空気感を作り、「麦の里」らしさに繋がっていると施設長のわたなべ渡邊さんは言います。

麦の里は、重度障害者施設でありながら、「働く場」であることを大事にしているため、作業は真剣に行います。同時に、EMボカシ作りの場面では皆で声を掛け合い、励まし合いながら仕事に取り組んでいます。

EMボカシ作りの担当職員で生活指導員のこじゃ古謝さんは、そんな「麦の里」らしい雰囲気を作るために職員として上から指導するのではなく、同じ目線に立って話すように心がけています。「今一番大事にしたいと思っていることは『待つ』ことです。私が声をかけて、その人の中でゆっくりと言葉になるまで、その時間を大切にしたいと思っています。
行きましょうと言っても、なかなか反応できない人に、すぐに手を引いてあげるのではなくて、待つことが大切だと思っています」。

麦の里では、人間としての成長も大切に考え、利用者の方々が社会に出られるような環境づくりを日々実践しています。
 
  • 左から施設長の渡邊さん、副施設長の稲垣さん、EMボカシ担当の古謝さんと坂本さん
  • 麦の里で作っているEMボカシ。もみ殻入りでとても良い香り。